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2010年08月08日

ターボチューン!

世間は楽しい 夏休みに突入でしょうか!!

このところ 異常現象””  ゲリラ豪雨 猛暑日連続!!

仕事してても 熱中症になりそうです!  水の事故も増えています 皆さん気をつけましょう!

 

さて 本題です 今日はターボチューン タービンについて 書いてみたいと思います!

チューニングの代表として 上げられるのが ターボチューンですね 一番手っ取り早くパワーを上げることができるのが ターボチューンです 

しかし一歩間違えると 一瞬にしてエンジンを壊してしまう 可能性も大きいのです!

 

ターボチャージャーは加給機の一種で 排気ガスを利用して 吸気を圧縮して 内燃機に送り込み爆発力を上げるパーツです 

具体的にはエンジンから爆発排気ガスがエキマニを通ってタービンの排気タービンに入りインペラ(プロペラ)をまわします インペラはシャフトで反対側のインテークコンプレッサー インペラに連動していてイン側のインペラをまわします すると 吸気側に圧縮した空気ができ エンジン内部に大量の空気が送れ 大きなパワーを得られる システムって事です

元々は飛行機のエンジン用に開発されました 空で高度を上げると 空気が薄くなるのを防ぐための技術だったそうです

さて エンジンパワーを上げるのに簡単な方法の一つに ターボチャージャーをより大きいものに交換したり ブーストを上げたり しますが ここでいろいろ問題が出てきます!

単に空気の量を増やしたり 気圧を上げればパワーは出てきます!

しかし 仕様やセッテイング 補機類の強化等を間違えると 簡単にエンジンやタービンブローを起こしてしまいます!

それから タービンには 大きさや仕様等さまざまな種類があります

エンジンのプロフィール 補機類の仕様等 走行のシュチエーション等で選択が変わります

メーカーは日本製でIHI、三菱 外国製で ギャレットやKKKですね

ポルシェの純正はKKK製です 930ターボからK26タービンを装着しています 

左側がKKK製 K26タービン 930の純正タービンです

右側はギャレット製(HKS)TO-4S TO-4シリーズでは小さいものですこのタイプは純正交換+ブーストアップぐらいで 使用しますもちろんマックスは500PSぐらいはでるタービンです(タービンだけではパワーは出せません)

タービンの大きさやバランス等がいろいろあります 

左はTO-4Zツインボールベアリング (HKSではない)

中 KKK K5(ブリッツ)

右 TO-4R  (HKSではない)

 

 

タービンには大きく2種類あります シャフトの形状です

 

 

■通常はメタルフローティングタイプ シャフトをメタルカラーで支えオイルフローティングさせているタイプ 耐久性に優れていますがレスポンスが悪くなる(低回転が回りづらい)ターボラグが大きい!!

■ボールベアリングタイプ シャフトをボール状のベアリングでフリクションロスを軽減している  素早い立ち上がりレスポンスに優れる     耐久性にかける 

 

ボールベアリングの代表 IHI製 RX-6 (ペケロクとも呼ばれる)

当時F-1でターボを使用したとき 圧倒的な速さを誇った代物 当時はとても高額でした 現在はあまり世間的に流通していない!

高回転型タービン ブーストも高めでパフォーマンスを発揮するタイプエンジンフルチューン高ブースト使用に適する”” 

ギャレット製 TO-4 Z ツインボールベアリング 

かなり大きめのタービン 700SP程度の出力が可能! 今まではビックタービンはメタルタイプが多く レスポンスにかけました このタービンは下から回ります 大きいわりにレスポンスは良い!

ギャレット製 GT30-71R  (HKS GT-30-37と同等)

ボールベアリングの代表 GTタービン HKSでもおなじみ 但し水冷が多く 空冷のポルシェには合わない! なぜならば センターハウジング(シャフト部分)の高熱を防ぐため 潤滑オイルラインのほかに 水冷ラインも持っている 空冷は水冷機能が無いため 冷却できない

昔取り付けたことがありました 水冷ラインにオイルを通しましたが 耐久性が著しく落ちました”” 

現在水冷ライン手前にオイルクーラーを設置して 温度を下げて対応しています これでOKですが その分費用がかかります! そこをクリヤーすれば とてもマッチングの良いタービンでしょう!

その他 TDシリーズ トラストがリリース 三菱製 こちらもリーズナブルでよいタービンです TD-05 TD-06 このあたりをツイン装着でどの域でも最高のレスポンスを維持したことがあります 

サーキット等はツインターボがいいでしょう !

ポルシェ 3.8リッターRX-6 ツインターボ!! 

通常とレイアウトがまったく違いますが こんなこともできます

600馬力〜800馬力等 高出力を狙う場合 エンジン本体はもちん インタークーラー エキゾースト インテーク 燃料関係 スロットル その他 ほぼ 全部において チューンしていく必要性があります

そして一番大切なチューンは制御です コンピュターで燃焼 点火等のシュミレートを確実に行い 常に良い環境で燃焼させることが必要です

代表的なコンピュターは MoTeCでしょう メカニカルをどんなに良いものを製作しても コントロールできなければ すぐにブローしてしまいます 

ちょっとした ブーストアップぐらいだからといって 燃料の比率や点火を考えないと 壊れてしまいます!

空燃比(A/F)  点火時期 は基本です””

全部が整って いいチューニングの完成になります!!

とりあえず今回はこのぐらいで 次回はもう少し関連をお話します

 

では! 楽しい夏休みを・・・・・・・・・・・ 

 

PS ジールプロは 明日8月10日〜8月17日まで 夏季休暇いただきます!!

投稿者:zeal-pro at 14:35| チューニング

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